“あなたはどこから来て、どこへ行く人ですか。”
和田中校長としての様々な改革で一躍有名になり、いまなお挑戦を続ける藤原和博氏に、私達学生へ、今後の将来展望、なすべきことについて訴えていただいた。
藤原氏による”この会場にいる半分の人の人生を変える”との宣言のもと講演が始まりました。
今回の講演会では、会場の参加者に発言を求めたり、周囲と設けられたテーマについて話し合う時間が設けられたりと、通常とは趣を異にする講演会となりました。
まず、今後の将来の展望に対して、20世紀が成長社会であったが21世紀のこれからは成熟社会となると提示されました。
この変化によって、今までは社会共通の正解とされるモデルを目指せば良かった時代からそのモデルがない時代になったと述べ、私達は今まで重視されてきた情報処理力ではなく情報編集力を身につけて行かなければならないと述べられました。
そして、「正解主義」に陥るのではなく、「修正主義」としてまずやってみて、人の意見を聞きながら、自分の意見を深化させていくことで「納得解」をみつけることが大事であると訴えられました。
これを受けワークショップとして、
・今までにない全く新しい付加価値のついたタイヤ
・相手の意識を掴む自己紹介
について近くの人と話す時間が設けられ、会場はあちこちで盛り上がった議論がなされました。
最後にネットで情報発信が誰でも可能になったことや自身が企画した腕時計”japan”を例に個人が様々なことが出来る時代になったしと述べ、古い考え方を変えていかなければならないと訴え、講演を終えられました。