【開催報告】厚生労働省現役官僚の方に聞く!「コロナ対策の実情を語る会」(zoomで卒業生と語る会)

【日時】2020年5月6日(水)16:00~18:00

 

【企画意図】

0.コンセプト

 コロナ禍において、私たちは日々様々な報道にふれています。しかし、その中には偽情報や誤解も含まれ混乱を引き起こしています。また、連日政府の対策がSNSやメディアによって批判されています。この背景には政府の対策の意図が国民に正しく伝わっていないことがあると言えます。また、政府の最前線で対策に奔走する行政府職員の方々の直接の声を聞く機会はほとんど無いのが現状です。

 私たち大学生に今できることは、政府の対策の意図と目的を正しく認識するとともに、医療従事者と同様にこの問題に最前線で対処している厚生労働省をはじめとした行政府職員の方の生の声を聞き、その現状を理解することだと言えます。そして、1人の市民として今自分に何ができるかということを改めて考え実行することが重要であると考えます。

 上記のような目的を達成するために、東大の先輩であり、厚生労働省の官僚でもある方をお呼びし、現在の厚労省としての取り組みについてお話を伺うとともに、厚労省をはじめコロナ対策に最善を尽くされている現場の行政府職員の現状をお話しいただきます。最後に卒業生の方から学生に今してほしいこと、考えてほしいことを語っていただきます。

 

1.目的

・大学生(東大生)が厚生労働省のコロナ対策の背後にある政策立案者の問題意識、意図を理解する。

・行政の対策現場で働いている行政職員の方々(特に厚生労働省)の実情を理解する。

・1人の若者として、今自身ができることを再考し、アクションに繋げる機会となる。

 

【参加者】

・厚生労働省新型コロナウィルス対策推進本部の方(名前は出せません)

・司会:原雅貴(UT-BASE運営)

・学生106名(申込137名)

 

【内容】

・厚労省の方による、コロナ対策の対策立案者の意図や対策現場の実情についてのお話。

・学生からの質疑応答

・コロナ禍の現状だからできること。学生に向けたメッセージ

 

【参加者の声】

・大変興味深い話をありがとうございました。メディアで取り沙汰される情報に対する疑問への回答から官僚システムや最前線の現場の実態まで、コロナ対応を様々な切り口から語っていただき、先行きが見えない中でもある程度何が問題で国民としてどのような心構えでいるべきかが見えてきたような気がします。

・お忙しい中本当にありがとうございました。特に最後の官僚としての心構えのお話を伺い、改めて官僚を将来の選択肢に入れようと思えました。また、うまく言えませんが、今回のコロナの件で幾度となくメディア等で聞いてきた「厚労省」という言葉に、実際に働いている方を想像できるようになったことは非常にありがたいことだと思っております。お身体を大切に、これからもよろしくお願い致します。

・今ほとんど家にいて、ずっとコロナ関連のテレビ番組を見ているのですが、そういったテレビの情報とは違った、実際に関わっている官僚の方のお話が聞けて自分のこの世界への見方が変わりました。また、すごく信念をもって国のために働いていらっしゃることが伝わってきて、とてもかっこいいと思いましたし、こんな大人になりたいと思いました。時代の転換点で、しかも大学生という比較的時間のある立場にいる私たちだからできることを模索していきたいと、強く思いました。貴重なお話ありがとうございました。

答えられる範囲で、質問に真摯に答えていらっしゃったなぁという印象を受けました。貴重な時間を割いてこのような会を開いてくださりありがとうございました。私は将来官僚を目指しているので、実際に官僚として活躍されてる方の話が聞けてよかったです。

 

 学生の皆さんがコロナ対策に関する知識を深めると同時に、厚労省の官僚として国を想って働いていらっしゃる登壇者の方の姿勢や言葉に感銘を受けたことが伝わってきました。本イベントの目的であった、東大生に「コロナ対策立案者の想いや現場の状況を伝えたい」というゴールは十分に達成されたように思います。