【12月20日開催】”UTokyo International Event” MUSE参加レポート

MUSE

・はじめに MUSE概要

2014年12月20日(土)、東大ドリームネット主催の企画「MUSE」が開催されました。会場は東京大学本郷キャンパスの弥生講堂アネックス セイホクギャラリー。MUSEとは「Mutual Understanding of Sensory Event」の略で、多様なバックグラウンドをもつ参加者の価値観を、「死」や「倫理」、「ジェンダー」に関する対話を通じて理解し合うというコンセプトのイベントでした。

参加した1年生が体験レポートを書いてくれましたのでご覧ください!

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 会場に入ると、東大卒業生・留学生・日本人学生あわせて約50人の参加者が集まり、フランクに会話を楽しんでいました。開始前の話題は夏休みの思い出や留学生の大学生活など多岐にわたり、いきなり参加者の多様性が垣間見えました。司会者の挨拶で企画がスタート。英語でのディスカッションということで、期待と緊張が入り交じった心持ちです。

 

グループダイアログ1

 まず、グループのファシリテーターから「ダイアログ」のルール説明を受けました。相手の話にしっかり耳を傾けること、無理に話さなくてもよいこと、話すときは率直であること…等。世代や文化の異なる他の参加者を仲間として受け入れ、対話を楽しむ心構えができました。

 その後、自己紹介をしました。改めて参加者の多様性を実感しつつ、互いに打ち解けてグループとしての一体感が出てきます。

 

グループダイアログ2

 ダイアログの最初のテーマは、「意思決定と倫理」。

 いくつかのシチュエーションが用意され、そこで自分がとるであろう行動を選択して対話が始まります。選択の過程で何を重視するかを整理していく中で答えの違いが露わになっていき、さらに掘り下げていくと、その基にある価値観がそれぞれの固有な経験に基づいていることが実感できました。

他者を受容する心をもってその経験を聴くことは、自分の過去を唯一の貴重なものだと実感しながらもそれを相対化し、新たな視点を取り込むことに繋がります。日常生活ではなかなか味わえない素晴らしい体験でした。

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 最も印象深かったのは、救命に関する問いでした。救急救命士として3人の家族と20人の見知らぬ人、どちらか一方しか救えない状況でどちらを救うか、というものです。プロフェッショナリズムと家族、この究極的な状況下でどちらを選択するのかで選択がハッキリ分かれました。

ここでの対話は、相手を説得するためのものではありません。「それでも家族でしょ!」「仕事の責任は大事でしょ!」といった感じで各々が情熱的に語ることができる一方で、お互いの価値観を尊重し違いを楽しめるムードがとても心地よかったです。